浜松市北部の幹線道路沿いに建つ、デイトナハウス×LDK浜松のショールーム建築。

各種のイベントや接客に活躍する一方で合理的なオフィスとしても機能しています。

外観イメージを決定している要素は、まず中央部の突出した階段室が特徴的。

外観に軽やかなリズム感を与えています。通りに面した部分のガラスウォールも印象的です。

内部のセンス良いディスプレイや家具が、通りに対してしっかりと存在を主張しています。

昼と夜、また季節によっても様々な印象の変化があり、その都度新鮮な驚きを与え続けるショールーム建築の好例です。

また、外壁には、断熱材と一体になったコンクリート版（GRC）を使用しており、硬質で頑丈な印象の中にも品の良さを表現しています。

建物のプロポーションを整える意味合いで、鉄骨フレームとテント生地のグラフィックを建物横に伸ばしていることも、この建物の印象を強調する意味合いでは非常に効果的に機能しています。

抑えの利いた“サイン”工作物の好例です。

この建物は、店舗系建築として様々な業態に応用可能なプロトタイプを提示しています。

店舗だけではなく、住宅としても十分応用可能なオーソドックスなフォルム。

いつまでも愛着が持続する“スタンダード”の領域なのです。