ORGINAL DETAIL
ORIGINAL DETAIL
デイトナハウスならではのオリジナルディテール
フェイクな素材をできるだけ使わないで、売ってないものは自分で作ってしまう。
これを素材選びにおけるコンセプトに掲げています。それが永い間愛着が持続する家の秘訣だからです。
剥き出しの空間を可能とした構造体
LGS SYSTEM
1999年から弊社が開発を始めた軽量鉄骨パネル工法『LGSシステム』は、“Cチャンネル”と呼ばれる125×50㎜のコの字型の材料を長方形のパネル形状にしてボルトで組み立てていく工法です。パネルの大きさは縦2.7m、横1.82m(一間)です。つまり横幅は畳一枚の大きさです。昔から「立って半畳、寝て一畳」と言いますが、もともと日本の在来木造工法は、この一間のモジュールを組み合わせたシステム工法なのです。LGSシステムは、この人間の身体を基準にしたモジュールをそのまま採用し、様々な用途に供するよう開発した温故知新の革新的な工法なのです。
リズム感のある手作りの梁材=“トラス”を空間に大胆露出させたのもデイトナハウスの特長です。日本の鉄骨工事は、今では巨大な機械が押し出して製作する“H鋼”と呼ばれるものがほとんどになり、トラスを手作りで製作する工場は大変少なくなりました。しかし、トラスは中央部の稲妻鉄筋がよく働いて、少ない鉄骨量で堅牢な構造耐力を持っています。空間の愛着を増幅してくれる愛すべき梁材はデイトナハウスならではの逸品なのです。
空間にアクセントを加える鋼鉄製らせん階段
DINOSAUR BONE
まるで“恐竜の肋骨”をイメージさせる鋼鉄製らせん階段『ダイナソーボーン』。センターポールと各ステップを分解可能な単体パーツとして開発することによって、生産・輸送コストを合理化し、リーゾナブルな商品としてリリース。また、パーツの分解ができることでパウダーコーティングを可能とし、他の階段ではなかなかお目にかかれない秀逸な素材感を表現することができました。現場においても、大工さんが組み立てしやすいように溶接が必要な部分を無くした事もポイントです。さながら、昔の大黒柱や床柱のように、屹立する空間の中心として、また子供の記憶に残る愛すべき存在として、らせん階段の果たす役割は大きいのです。
見た目と性能の両立を果たす内外壁
GALVALUME WALL
『ガルバリウム』という素材は、アルミニウムと亜鉛の合金です。メンテナンス性に優れ、しかも錆びにくいので、今では多くの住宅の外壁に採用されています。この素材を贅沢にもインテリアに使ってしまおうというのがデイトナハウス流。LGSの鉄骨フレームに縁取られたガルバリウムは、まるでウェアハウスやコンテナのような印象を与えてくれます。また、磁石もつくので、様々なインテリアアレンジを可能にします。
シャープなラインを 形成するFIX窓
STEEL FIX SASH
今では日本中のサッシはアルミ製ばかりになってしまいましたが、デイトナハウスはオリジナルのスチールサッシを採用しています。他の骨格同様に、アングル枠&押し縁をパウダーコーティング化したのも特徴で、このスチールサッシがシャープな外観を形成するひとつのポイントになっています。まるでイームズハウスの様な大開口があるファサード。それは、このオリジナルスチールサッシだからこそ成せる技なのです。
家具だって 自由自在に拡張可能
FAS BRACKET
工作室によくある万力の締め金具を応用して、LGSパネルの胴縁にDIYで留めつける棚板金物。棚板以外にTVボード、カウンター、洗面台と幅広い用途に利用することが可能です。このFASとは“Furniture Although Structure”の略語で、ずばり“構造体なのに家具である”を意味し、LGSパネルという構造材を家具に変身させるのです。しかも他の鉄骨と同一の素材を採用しているで見た目に統一感もあります。