SPEC
TYPE - Bが“強くて、暖かい”理由
鉄骨住宅であるデイトナハウスの基本性能は、
耐震強度と断熱性能でもワンランク上のレベルを標準化しています。
一般に、木造住宅には建築基準法上の“特例”があり、【構造計算】の提出義務がありません。一方で、TYPE-Bのような木造以外の2階建て建築の場合、構造計算書の提出が義務付けられています。つまり、TYPE-Bは“1軒づつ構造解析を行って耐震性をチェックしている建築”という訳ですから、耐震性能のばらつきが存在しないのです。この構造計算では、建築基準法が定めた強度【耐震等級】を有しているかどうかを判定します。具体的には「最大震度7の地震でも倒壊しない構造耐力を有すること」という事になります。等級には1~3までが存在し、一般的な住宅の多くが “耐震等級1”となっていますが、TYPE-Bの場合は標準仕様で最高レベル “耐震等級3※”をクリアしています。大地震の到来が心配な昨今、この安心感は見逃せません。更にこれらの強度面に加えて、鉄骨住宅ならではの、素材感のある骨格を合法的に剥き出しに出来ることや、木造住宅とは異なり“腐らない”、“燃えない”ポイントも、TYPE-Bならではの大きなアドバンテージです。
標準仕様で耐震等級3※に対応した構造設計※住宅性能評価の申請が必要になります
1軒づつすべて構造計算するということ
TYPE-Bが行っている【構造計算】は、2階建て以下の木造住宅を中心とする【4号建築】では、特例によりしなくても良いことになっています。しかし、構造計算は家づくりの耐震性を数値にしてしっかり確認できる唯一の方法です。構造計算をしていた方が安心であるということは確かなのです。また耐震等級3(※)の取得により【フラット35SプランA 】に対応しています。
鉄骨の3D検証による 緻密な設計方針
躯体を構成する鉄骨のパーツ一つ一つを検証し、3D空間上で実際に組み立てて検証を行います。
LGSパネルに設けたダブルのブレース(筋違い)。高い耐震性能はこうしたパーツの採用により実現。鉄骨剥き出しというその見た目も特徴的です。
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耐震等級1
- 数百年に一度程度の地震(およそ震度6〜7)で倒壊・崩壊しない
- 数十年に一度程度の地震(およそ震度5)で損傷しない
- 地震後は大幅な補修や建て替えとなる可能性も高い
- 一般的な住宅の耐震性能
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耐震等級2
- 耐震等級1で耐えられる地震の1.25倍の震度でも倒壊・崩壊しない
- 震度6〜7の地震後でも、一定の補修程度で住み続けられる
- 学校・病院など避難所になりうる施設の耐震性能
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耐震等級3
- 耐震等級1で耐えられる地震の1.5倍の震度でも倒壊・崩壊しない
- 震度6〜7の地震後でも、少しの補修で住み続けられる
- 警察署・消防署など災害復興拠点になりうる施設の耐震性能
冬は暖かく、夏は涼しい全面外断熱の家
最新省エネ基準をクリアした 確かな断熱性能
鉄骨の家と聞くと、その印象的に「室内が寒いのではないか?」と思われる方が多くいらっしゃいます。しかし、TYPE-Bは外壁全面と屋根に『ネオマフォーム』という板状のフェノール系断熱材を使用していますので、その心配はありません。むしろ現在日本で使用されている住宅用断熱の中でも、寒冷地にも対応可能な最上級の性能を有しています。右の図は外壁の構成で、鉄骨パネル全面に『ネオマフォーム』を入れているので、壁面全体が高断熱構造となり、これまでの木造住宅より格段に高い断熱性能を確保。これにより、“冬は暖かく、夏は涼しい”という快適な居住性を実現するのです。2020年に義務化される予定の『H25年改正省エネ法基準』をすでにクリアしているその断熱性能は、クールな見た目と“ローエネルギー”を併せ持つ、デイトナハウスの重要なパートとなっています。
壁だけではなく 床と屋根も断熱仕様
2Fの床と屋上の下地には、板状断熱材を一体成型したコンクリート板『Gスラブ』 を標準で採用しています。その断熱部分の厚みは何と50㎜もあり、ガレージでの底冷え、屋根からの熱をカットします。
この表は、一般の木造住宅商品で使用されているグラスウールより、TYPE-Bが採用する『フェノール系断熱材/ネオマフォーム』が格段に断熱性能が高いことを表しています。熱貫流率は対グラスウールよりも25%低く(熱伝導率が低い=断熱性が高い)、外部環境の負荷はすべて骨組みの外側でカットします。