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DAYTONA HOUSE✕LDK デイトナハウス

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ARCHIVE OF SHOP DESIGN

MAMA LAUNDRYKANAGAWA

新時代の“副業経営型店舗付き住宅”を具現化

MAMA LAUNDRY

居住の場である住宅の一部が利益を生み、住宅ローンの一部に充てられる。いわば“一石二鳥”の仕組みを成立させるのが今回のコンセプト。かつての都市部で散見された、店舗付き住宅を現代でも再興する取り組みです。

建物の仕様は、1Fにコインランドリー、2FにはLDKと水まわりを設置。ロフト部分は寝室スペースとして活用できるため、コンパクトでありながらも必要十分な機能とスペースを擁しています。更にコインランドリーの使用を前提にしているので、住宅部分には洗濯機置き場を配置していません。これにより、まるでホテルかのようなすっきりとした広い水まわり空間が実現できました。

住宅兼店舗とはいえ、お店である以上、機能だけでなく外観も大変重要です。ガルバリウム鋼板の外壁と艶消し黒の鉄骨の組み合わせが存在感を放ち、一種の看板としての機能も果たしています。夜にはファサード面に設けた大開口のガラスから外部に伝達する光が辺りを美しく照らし、一層存在感を高めています。

また、躯体そのものが内観のデザインを構成し、居住者が自由にアレンジすることが出来るのも特徴。個性や暮らし方にフィットするフレキシブルさが、職住一体の営みを始めとしたさまざまな需要に応えてくれるのです。

合理的な建築計画をそのまま建物の躯体として計画し、機能美を探求した都市型の店舗兼用住宅の代表的なモデルの完成です。

FLOOR PLAN

MAMA LAUNDRY

1階のランドリー部分を無柱空間とするために、建物の四方にブレースをバランスよく配置し、箱型の構造としました。また、1階と2階の境界となる床はデッキスラブを採用し、構造的にも、遮音性能的にもワンランク上の仕様にしています。 

2階の住宅部分のエントランスは外階段で直接2階の玄関へアプローチします。角地であることと、変形の敷地を有効に活用しました。

R階はロフトとキャットウォーク、メンテナンス用のバルコニーを配置。斜線制限によりセットバックしたボリューム分をバルコニーにしたことで、空調機をはじめとした設備機器の追加を2階やR階に効率よく設置できる計画となっています。