LGS SYSTEM
ARCHIVE OF SHOP DESIGN
BASE ONETOKYO
店内のセンスが街に
滲み出るような、独特の透明感
センスの良く軽快なテンポを感じさせるお店が軒を連ね、東京独特のエネルギーを感じさせるくれる街、東京世田谷区下北沢。その中でもひときわエネルギーを発しているかのように見えるガラスの箱。それが『BASE ONE』です。
デイトナハウス×LDKの鉄骨フレームを利用したガラスウォールは、一般のアルミサッシとは異なり独特の存在感を放ちます。それはアーリーモダンなデザイン性に加えて、手作り感や心の豊かさを併存させた合理性の賜。
また、それはビル建築にありがちなカーテンウォールのショーウィンドウとも明らかに一線を画します。
派手な看板や奇抜な色使いで“奇をてらって”人目を引かなくても、店内のディスプレイや商品のイメージが、ごく自然に“街に滲み出るような店舗”。それがデイトナハウス×LDKの鉄骨システムを使った店舗建築の大きな特徴なのです。
FLOOR PLAN
斜めに変形した角地に、正方形の建物を配置していますので、工夫を要しています。2階は少しバルコニー形状の片持ちスラブを張り出して、道路との整合性を調節。平面計画的には素直な正方形ですが、通常1.8mのスパンを特注で2mスパンに変更して、敷地に無駄がないように調整しました。一方、垂直方向には、2F店舗の天井が実際よりも高く感じられるように、梁の上にもう1層、天井上の空間を設けています。店舗建築では、デイトナハウス×LDKオリジナルのスチールサッシのガラスウォールがアーリーモダンな印象を醸し出します。これは一般のアルミサッシでは表現できないシャープかつ、親しみのある印象をもたらします。スチールパネルを“バックマリオン(構造的な支え)”にして構成する大きなガラスの壁は、コスト面でもリーズナブルなのです。