LGS SYSTEM
ARCHIVE OF SHOP DESIGN
NAMEGATA FARMER’S VILLAGEIBARAKI
土地形状そのままに高床式で斜面に建築
自然に寄り添う21世紀型の建築手法
ふわりと空中に浮かび上がったような、開放性のある平屋建築。
1950年代のアメリカ西海岸の一連の建築群『ケーススタディハウス』のエッセンスを、厳しいニッポンの建築法規に合致させて“再構成(リマスター)”した自信作です。
まさにデイトナハウス×LDKの専売特許ともいえる高床式工法です。
先端にスクリューのような羽の付いた鋼鉄製の杭(先端羽根つき鋼管杭)を使用して、独自の構造計算を行い、安全性、耐震性にも十分に配慮した建築手法で、『TYPE-F』と呼んでいるものです。
ふわりと浮かび上がることで、見る人は四角形の4辺の印象を強くします。一般にプロポーションと呼ばれる、建物のフォルム=縦横比率は、この4辺を意識することによって、より鮮明に脳裏に印象付けられます。
大きく外部デッキや庇を貼り伸ばし、プロポーションを調節する高度なデザインの意識。“わかる人にはわかる”ミッドセンチュリースタイル独特の世界なのです。
また、シャープなオリジナルのスチールサッシが構成する大開口と開放感が、ミッドセンチュリースタイルのもう一つの生命線です。
現代の建築に要求される性能を十分に満たしながら、アーリーモダンのデザインエッセンスの秀逸な部分をも満たす。この“リマスター”手法が、デイトナハウスが自信を持ってお勧めする高床式建築TYPE-F。
この建築は、グランピング施設の管理棟兼カフェとして設定されていますが、住宅としてはもちろんのこと、店舗、オフィス、その他、テレワーク時代のあらゆるニーズに対応できるまさに21世紀型の建築手法となっています。
FLOOR PLAN
一般にデイトナハウスのLGSシステムは、3スパン(3間=5400)までは、柱なしの空間設定が可能です。この建物は奥行4スパンですので、部分的に間仕切りや間柱を設定して多くの屋根の荷重を受ける設計になっています。内部の空間と同程度のデッキスペースを外部に設けることで、大自然に開放された、投資利回りにも優れたリゾート建築が完成します。